[記事公開日]2016/04/18

星座一覧には88ありルーツ・起源はメソポタミアで神話・伝説や占いの由来ともなっている

             ふたご座の恒星

星座のルーツ・起源は古代メソポタミアのカルデア人

現在、星座一覧には、88星座ありますが、星座を最初に作ったのは、古代メソポタミアの人々だと言われています。

今のイラクという国がある地方は、かつて大昔はメソポタミア地方と呼ばれていましたが、バビロニアという国のカルデア人が、星座を作ったのだと言われています。

カルデア人は、太陽が黄道を通り、1年かけて天球を1周することを知っていて、最初にいつも同じ位置に見えている北極星とその周りの星座、それに黄道にそって12の星座を作ったのだと言われています。

12星座とは、西洋占星術や星占いなどでよく聞く名前です。

★ 12星座
おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、水がめ座、うお座の黄道12星座。

黄道とは、天球上における太陽の見かけ上の通り道(大円)のことを言います。

上図は地動説から黄道を説明したもの。地球は太陽の周りを公転していますが、地球から見ると、太陽が天球を一周しているように見えます。

古代世界においてカルデア人は天文学・占星術を発達させていたことで高名であり、「カルデア人の知恵」とは天文学・占星術のことであったと言われています。

占星術を司るバビロニアの知識階級ないし祭司階級をたんにカルデア人と呼ぶようにもなったようです。

 

古代ローマの天文学者プトレマイオスが「トレミーの48星座」を記録

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古代世界においてバビロニアのカルデア人は天文学・占星術を発達させていたことで高名であり、バビロニアの天文知識は周辺の国々へ広がり、エジプト、ギリシャを経てローマに入りました。

そして2世紀頃、天文学者のプトレマイオスによって48星座が記録されることになります。

プトレマイオスが作成した星表に見られる星座のことは、「プトレマイオスの48星座」、あるいは「トレミーの48星座」と呼ばれています。

プトレマイオスは、数学、天文学、占星学、音楽学、光学、地理学、地図製作学など幅広い分野にわたる業績を残した古代ローマの学者であり、エジプトのアレクサンドリアで活躍しました。

プトレマイオスが著した『アルマゲスト』などの学術書は、古代末期から中世を通して、ユーラシア大陸の西半分のいくつかの文明にて権威とみなされ、また、これらの文明の宇宙観や世界観に大きな影響を与えたとされています。

プトレマイオスは天動説を唱えたことでも知られていますが、彼が体系化した天動説は、その後1000年以上に亘って、ヨーロッパのキリスト教社会に深く浸透していきました。

プトレマイオスが記録した48星座は、季節や方角を知るのに役立ったため、1500年もの長い間、そのまま後世へ受け継がれていったと言います。

 

現在の星座一覧には88星座ある

プトレマイオスが記録した48星座、すなわち「トレミーの48星座」は、季節や方角を知るのに役立ったため、1500年もの長い間、そのまま後世へ受け継がれていきましたが、15世紀に入ると、ヨーロッパは大航海時代を迎えることになります。

15世紀からの大航海時代にヨーロッパの人々が南半球にも進出するようになると、北半球では見られなかった星も知られるようになり、17世紀になって南半球で見える12の星座が加えられたため、星座の数は全部で60に増えました。

さらに17世紀に入ってからは、望遠鏡が発明・発達することにもなり、新しい星座が何人もの手で作られることになりました。

それにより、1800年頃には、星座の数は120にもなっていたと言います。

そこで1922年、ローマで開催された国際天文学連合の設立総会において、現在の88星座の名前と略語が定められ、1928年の第3回総会において、各星座の境界線が採択されたことにより、現在使われている88星座が確立することになりました。

現在、星座の一覧として、88星座がありますが、これは、1928年に確立されたものになります。

この88星座は、プトレマイオスが記録した「トレミーの48星座」をベースにして、近世に考案された新たな星座を加えることで成立したものになります。

 

星座の並び方は数万年先には少し形が変わって見える

私たちが地球から大空を見上げると、大空は地平線の下まで続き、地球をすっぽりと包み込んでいるように想像することができますが、この大きな球は「天球」と呼ばれます。

そして、この「天球」にはり付いている無数の星は、地球の自転とともに東から西に移動し、約24時間(23時間56分)かけて「天球」を1周するように見えますが、これは「星の日周運動」と呼ばれます。

「星の日周運動」においては、夜空に輝いているたくさんの星は、時間が経つにつれて西方へ移動するように見えますが、しかし、実際には、動いているのは地球の方であり、星は同じ所にあります。

ですから、星座の並び方は変わらないのです。

しかし、数万年先には、星座の形が少し変わって見える筈だと言います。

最近、星の観測機器が発達したことにより、現在では星座のそれぞれの星が勝手な速度で勝手な方角に動いていることが分かりました。

ですから、星座の並び方は変わらないのですが、実際には、何万年か先にいくと、星座の形が少し変わって見える筈だということなのです。

星座のルーツ・起源は、古代メソポタミアのカルデア人ですが、その後、「カルデア人の知恵」と呼ばれた天文学・占星術は世界中に広がっていき、神話や伝説などに様々な形で登場することになります。

 

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