[記事公開日]2016/01/12
[最終更新日]2016/04/09

金星が明るい理由は太陽光の反射率と反射面積が大きいから

金星は何故、太陽と月に次いで3番目に明るいのか

金星は、明けの明星、宵の明星というように、明星とも呼ばれるとおり、太陽と月に次いで、3番目に明るい星だといいます。

金星は、地球に最も接近する惑星で、全天一明るい恒星のシリウスよりも輝いており、太陽と月に次いで、3番目に明るい星であり、金星の最大光度はマイナス4.7等にもなり、まだ明るい青空の中でも見つけることができるほど明るく輝いています。

金星は、地上に明かりがともり、夜空の星々がかき消される現代の都市の空でもはっきりと見ることができますので、まさに明星とも呼ばれるとおりの、明るく輝く星なのです。

では、いったい何故、金星は、明るいのでしょうか?

一つには、金星が地球に近いということもあげられます。

 

金星は地球に最も接近する惑星

金星が明るい理由の一つは、金星が地球に近いからであり、金星は地球に最も接近する惑星なのです。

最高光度のころ、金星は地球に約6500万キロメートルまで近づくといいます。

そして、最接近のときは4500万キロを切るほどだといいますが、ただ、このときの金星は太陽の方向にあり、地球からは見ることはできません。

金星が明るい理由の一つは、金星が地球に近く、地球から見ると大きいために、太陽の光を反射する面積が多いことも理由の一つだとされています。

ただ、それは、金星が明るい理由の一つにしか過ぎず、何よりも、金星の雲が分厚い為に、太陽光の反射率が高いことが理由のようです。

 

金星が明るいのは、分厚い雲により太陽光の反射率が高いから

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金星が明るいのは、何よりも、金星の分厚い雲が原因だといいます。

金星の雲は分厚いので、太陽系では天王星に次いで2番目に反射率が高く、金星の反射率は0.78にもなるといいます。

太陽系の中の天体は全てみな太陽の光を受けて輝きますが、光を反射する率は表面の物質によって決まってきます。

金星の反射率が高いのは、全面分厚い雲に覆われていて、雲が光を反射しているからなのです。

他の惑星でも雲に覆われた木星型の惑星は高い反射率を持っているといいます。

金星は地球のような地面を持ちますが、望遠鏡で見ると、淡い雲の流れるすじがわかる程度で厚い雲に遮られてしまい、地表はまったく見ることができなかったようです。

しかし、1960年以後、ソビエトやアメリカの探査機が徐々にそのベールを剥がし始めたといいます。

 

1960年以降、探査機によって金星の様子が分かり始めた

金星は長い間、表面の様子も大気の成分も分かりませんでした。

しかし、1960年以後、ソビエトやアメリカの探査機が徐々にそのベールを剥がし始めたといいます。

その謎が解けてきたのは、1962年に「マリナー2号」が接近・通過してからだとのことであり、このときは二酸化炭素を主とした濃い大気の存在と、表面が高温であることが確認されたそうです。

また、1975年には旧ソ連の「ベネラ7号」が、金星の厚い雲が濃硫酸でできていることを発見しています。

現在、金星の表面には液体はないとのことであり、400度を下回ることのない高温の金星においては、雲の中に硫酸の雨粒ができても、成長して降ってくる途中で蒸発してしまうようです。

そのため、高度70~30キロメートル付近で気体になったり液体になったりして循環していると考えられているようです。

金星の探査は相次いで行われていますが、金星は厚い雲に遮られているため、まだまだ本格的に金星が解明されるのは、これからのようです。

 

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