[記事公開日]2016/03/04
[最終更新日]2016/04/05

国際宇宙ステーション(ISS)では飛行士が筋肉の衰えを防ぐために毎日運動

      国際宇宙ステーション(ISS)のトレッドミル

宇宙の無重力空間にいると筋肉が衰える

宇宙飛行士たちが、宇宙の無重力の世界にいると、筋肉を使う必要があまりなくなるので、筋肉が衰えていきます。

3ヶ月で20%も筋肉の量が減った宇宙飛行士が以前いたようですが、そこまで極端ではなくとも、筋肉を使う必要があまりなくなる分だけ、筋肉は衰えていくことになります。

そして、骨密度も減少していくと言います。

アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究によると、国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在者は平均して、内部骨密度が1ヶ月に2.2~2.7%、外部骨密度も1.6~1.7%の割合で減少しているようです。

地上では、人間は寝ているとき以外は常に重力に逆らって行動していますので、筋肉は体を支えるために緊張していますし、骨にも常に重力による力が作用しています。

ところが宇宙では重力が作用しませんので、体はいわば怠けた状態にあり、筋肉が衰える、あるいは骨がもろくなるといった悪影響を及します。

これを避けるためには、重力があるときと同様な条件を体に与えることが必要だと言います。

宇宙の無重力空間における肉体の衰えを防ぐために、国際宇宙ステーション(ISS)などでの長期滞在者には、1日数時間の運動が義務付けられています。

2011年7月に退役したスペースシャトルにも、エキスパンダーやサイクリングマシンなどの運動器具が持ち込まれ、トレーニングに使われていました。

そして、国際宇宙ステーション(ISS)にも最新式の設備が整っているようです。

 

国際宇宙ステーション(ISS)には最新式のトレーニング設備が完備

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国際宇宙ステーション(ISS)で働く飛行士たちには、肉体の衰えを防ぐために毎日2時間の運動が義務付けられており、そのための最新式のトレーニング設備が整備されています。

主なものは、自転車エルゴメーター、RED(レジスタンス・エクササイズ=抵抗運動器具)、トレッドミル(ランニングマシン)などになります。

☆国際宇宙ステーション(ISS)のトレーニング設備

★自転車エルゴメーター
心臓と足の運動をしながら血圧や脈拍などの生命兆候(バイタルサイン)を計ることができるサイクリングマシン。

★RED(レジスタンス・エクササイズ=抵抗運動器具)
これはゴムのコードと滑車によって生じる抵抗を筋力トレーニングに利用する装置であり、これを使って、スクワットやアーム・カール、ニー・ベント、レッグ・リフト、ヒール・レイズなど、腕や足の筋肉を鍛える様々な運動ができます。

★トレッドミル
トレッドミルは、体をゴムバンドで押えつけた状態でランニングをするランニングマシンです。

これらの最新式トレーニング設備を使って、国際宇宙ステーション(ISS)で働く飛行士たちは、毎日2時間もの運動をしていると言いますから、宇宙飛行士というのは、本当に大変な仕事だと改めて感じます。

 

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