[記事公開日]2016/07/04

NASAが打ち上げた木星探査機「ジュノー」が軌道に接近して周辺の磁場に到達

      木星に到着したジュノーの想像図(NASA提供)

NASAの木星探査機「ジュノ―」が時速11万キロで軌道に接近中

NASA(アメリカ航空宇宙局)が2011年に打ち上げた、木星探査機「ジュノ―」が、時速11万キロで木星軌道に接近中であり、間もなく周回軌道に入って本格的な観測を始めることになります。

NASAによると、探査機「ジュノー」は、地球から見て時速約11万キロで移動中であり、4日夜(日本時間5日午前)、自動操縦で35分間の最後のエンジン噴射を行い、木星を回る軌道に入る予定だとのことです。

木星の周回軌道上からの観測は、1990年代のNASAの探査機「ガリレオ」以来となります。

探査機「ジュノー」は、木星表面に約5千キロまで近付き、強力な磁場の状態や大気中の成分などを調べることになりますが、木星の内部構造の詳細や太陽系誕生の謎に迫る観測結果が期待されているようです。

探査機「ジュノー」は、地球の約2万倍の規模にあたる強い磁場で生じる放射線の影響を避けるため、木星の極地上空をかすめる楕円(だえん)軌道を取ることになり、1年8カ月間で木星の周りを37周して、最後は木星に落下することになります。

 

探査機「ジュノ―」の観測で、太陽系の進化の過程にも迫れるかも

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『木星は太陽系最大の大気渦巻く巨大ガス型惑星であり衛星エウロパの海には生命の可能性』、こちらの記事の中でも書きましたが、木星は直径が地球の約11倍もあり、太陽系最大の惑星であり、表面は水素やヘリウムの大気に覆われ、内部に液体状の金属水素の層や、岩石などからできた固体の核があるとみられています。

木星の主成分は水素やヘリウムなどの軽い元素ですが、これは太陽と似ており、太陽の主成分も水素とヘリウムなのです。

木星が太陽と似ているのに燃え出さないのは、大きさが太陽に比べて小さいからであり、木星が太陽のような恒星になるためには、今の質量の約100倍が必要なのだといいます。

もしも木星の質量が、今の100倍ちかくあったとしたら、木星は太陽のように燃える恒星になっていた可能性がありますので、ある意味において、木星は太陽になりそこねた惑星であると言えるかも知れません。

もしも木星の質量が、今の100倍ちかくあったとしたら、太陽のような恒星になっていた可能性もありますので、詳しい内部構造などがわかれば、太陽系の進化の過程にも迫れると期待されているようです。

また、『木星の衛星エウロパの海は生命を生み出し得るとNASAが研究成果を発表』、こちらの記事の中でも書きましたが、木星の衛星エウロパの海には生命の存在する可能性があり、NASAでは今後十年以内に探査衛星を打ち上げる予定になっているようですので、こちらも楽しみなところです。

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