[記事公開日]2016/05/14

大西卓哉宇宙飛行士が油井亀美也さんに続き6月24日から長期滞在のミッションに臨む

 宇宙飛行士の大西卓哉さん(JAXA提供:ウィキペディアより) 

宇宙飛行士の大西卓哉さんの初フライトが6月24日に決定

宇宙飛行士の大西卓哉(40)さんの初フライトが、来月6月24に決定しました!

日本人11人目の宇宙飛行士となった大西卓哉さんは、来月6月24日にロシアの宇宙船「ソユーズ」で初めて宇宙に向かい、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在に臨むことになりました。

文部科学省によりますと、大西卓哉宇宙飛行士を乗せて国際宇宙ステーション(ISS)に向かう宇宙船「ソユーズ」の打ち上げが6月24日に決まったとの連絡が、アメリカとロシアからあったとのことです。

ロシアの宇宙船「ソユーズ」の打ち上げは、日本時間で6月24日の午後3時41分に、中央アジアのカザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地から行われる予定だとのことです。

大西卓哉さんは、国際宇宙ステーション(ISS)におよそ4か月間滞在して、日本の実験棟「きぼう」で、宇宙の環境が生物に与える影響を調べる実験や、新たな薬や材料の開発を目指す実験に臨むほか、重さが100キロ以下の超小型衛星を宇宙空間に放つ任務などに当たることになっているとのことです。

大西卓哉さんは、昨年2015年に国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在して大活躍された油井亀美也さんに続いて、日本人11人目の宇宙飛行士となった方ですが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)での宇宙飛行士選抜試験に油井亀美也さんとともに合格された方であり、元パイロット出身という点でも共通点があります。

日本人11人目の宇宙飛行士となった大西卓哉さんとは、どのような方なのでしょうか?

 

JAXAの選抜試験に油井亀美也さんとともに合格し、元パイロットという点でも共通点

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大西卓哉さんは、東京都出身で、東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業後、全日本空輸(ANA)に入社されて、旅客機のパイロットになられた方です。

前職の全日本空輸ボーイング767型機副操縦士を経て、2009年2月に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)第31期宇宙飛行士訓練生に選抜されています。

『宇宙飛行士募集の選抜試験では日本人でも英語は必要で自然科学分野の実務経験なども条件』、こちらの記事の中でも書きましたが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が前回行った宇宙飛行士選抜試験は、2008年に行われました。

約10年ぶりに実施された第5回選抜試験では、「3名以内」の募集枠に対して、過去最高の963名の応募者が集まりましたが、回を重ねるごとに女性の応募者も増える傾向にあり、初めて女性の応募者が100名を超えて124名も集まりました。

そして、書類選抜、第一次選抜試験、第二次選抜試験、第三次選抜試験が行われ、321倍という高い倍率の中から選抜試験に見事に合格されたのは、油井亀美也さん、大西卓哉さん、金井宣茂さんの3人でした。

日本の宇宙飛行士はそれまで科学者・技術者で占められていましたが、大西卓哉さんは油井亀美也さんとともに科学者・技術者以外(現職パイロット)からの宇宙飛行士訓練生入りを果たすことになります。

そして、2011年7月、ISS搭乗宇宙飛行士候補者基礎訓練を修了し、大西卓哉さんはJAXA宇宙飛行士として正式に認定されることになります。

2011年10月、大西卓哉さんは米国フロリダ州沖にある米国海洋大気圏局(NOAA)の海底研究施設「アクエリアス」における第15回NASA極限環境ミッション運用訓練に参加しました。

大西卓哉さんは2013年11月、国際宇宙ステーション(ISS)第48/49次長期滞在員のフライトエンジニアに任命されることになりました。

そして今回、晴れてめでたく初フライトが来月6月24日に決まり、中央アジアのカザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地からロシアの宇宙船「ソユーズ」で打ち上げられ、およそ4か月間滞在する予定になっています。

油井亀美也さん、大西卓哉さん、金井宣茂さんの3人の合格者のうち、油井亀美也さんがまず最初に2015年、国際宇宙ステーション(ISS)への初フライトで大活躍されたのは、記憶に新しいところです。

大西卓哉さんにもぜひ、大活躍を期待したいところですが、ちょうど今年の2月2日にNHKのテレビ番組に生出演されて、初フライトへの抱負を語っておられます。

 

大西卓哉宇宙飛行士の将来の夢は、”火星”への有人探査

大西卓哉さんは、今年の2月2日にNHKのテレビ番組に生出演されて、初フライトへの抱負を語っておられますが、宇宙飛行士候補者に選ばれてから7年の間に一つ一つ地道に訓練を積み重ねてきて、準備万端という感じなので、いつでも宇宙へ行けるという状態まで仕上がっているそうです。

そして、打ち上げに向けて一日一日を楽しく待っている状況であり、実際に宇宙ロケットのコックピットに座って打ち上げを待つ心境というのは、どういう心境なのかなというのを個人的にもすごく楽しみにされているようです。

そして、大西卓哉宇宙飛行士の将来の夢は、なんと、”火星”に行くことであり、”火星”への有人探査だとのことです。

国際宇宙ステーション(ISS)は人類史上最大の宇宙船であり、2024年までの使用は決まっていますが、その先、国際宇宙ステーション(ISS)をそれからまた使っていくのか、あるいは月に行ってそこから火星を目指すのか、もしくはそのまま火星を目指すのかといったような、色々な可能性があるのだそうです。

そして、この国際宇宙ステーション(ISS)というのは、月なり火星なりを目指すうえでの宇宙探査技術をテストするという意味では絶好の実験場所なので、大西卓哉宇宙飛行士は国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のミッションを通して、その先の宇宙開発につなげられればいいなという、そういう期待を持っておられるとのことです。

大西卓哉さんは、個人的に、まだ誰も行ったことがないところ、未知の領域の火星に行ってみたいというのが個人的な夢なのだそうです。

大西卓哉さんにとっての火星というのは最高の目標であり、人間が到達可能で、でもかつそのハードルはすごく高くて、これから先、私たち人類に活力を与えてくれるような、最高の目的地なのだとのことです。

『「マーズワン」プロジェクトにおける2023年4月人類初の火星移住計画は実現可能か?』、あるいは『イーロン・マスクのスペースX社が無人宇宙船「レッド・ドラゴン」で2018年に火星探査』、こちらの記事の中でも書きましたが、大西卓哉さんが最高の目的とおっしゃる火星に、人類を送り込むための研究や開発が世界で本格化していますので、そう遠くない将来、火星への有人探査が実現する日は近いと思います。

大西卓哉さんは、初フライトへの抱負として、「まずは今回のミッションを、確実にしっかり遂行してくること、それに注力していきたいと思っています。そこで経験を積んで、その先、将来の宇宙開発に宇宙飛行士として貢献していけるように頑張っていきたいと思っています。」と語っておられます。

『宇宙飛行士憧れの国際宇宙ステーション(ISS)での仕事は過酷な生活環境下での激務』、こちらの記事の中でも書きましたが、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在して行うミッションは、精神的にも肉体的にも過酷なものだとは思いますが、ぜひ、大西卓哉宇宙飛行士が、油井亀美也さんのように、大活躍されることを期待したいと思います。

そして、いずれは、大西卓哉宇宙飛行士が”火星”への有人飛行でもご活躍される日が来ることを楽しみにしたいと思います。

 

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