[記事公開日]2016/08/04

世界初観測の重力波の発生源は138億年前の原始ブラックホール同士の衝突

世界初観測の重力波の発生源は原始ブラックホール

世界で初めて観測された重力波の発生源は、138億年前の原始ブラックホール同士の衝突によるものだった可能性があるようです!

今年の2月にアメリカの研究チームLIGOグループが、世界で初めて重力波を観測したと発表しましたが、これは、原始ブラックホールという特殊な天体の衝突で発生した可能性があるようです。

東京大学や京都大学の研究グループが、8月2日付のアメリカ物理学会に発表した今回の研究成果は、今も議論が続いている、宇宙の初期の姿の解明につながるとして注目されています。

 

138億年前の宇宙誕生直後の原始ブラックホール同士の衝突

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『ブラックホール合体による「重力波」の2回目の観測に「LIGO(ライゴ)」グループが成功』、こちらの記事の中でも書きましたが、今年2月に発表された、世界初観測の重力波は、質量が太陽の36倍と29倍のブラックホール同士の合体で放出されたことが分かっています。

一般にブラックホールは星が大爆発する超新星爆発でできるとされていますが、太陽質量の約30倍の重さになることは理論上考えにくく、これほど重いブラックホールがどのようにできたのかはわかっていません。

これに対して、東京大学などの研究グループは、宇宙が誕生した直後、宇宙空間に充満していた物質が星の姿を経ずにブラックホールになったと仮定して計算した結果、今回のブラックホールの起源として、矛盾なく説明できることがわかったということのようです。

どうやら、世界で初めて観測された重力波は138億年前の宇宙誕生直後にできた原始ブラックホール同士の衝突によるものだった可能性が高いようです。

原始ブラックホールについては、科学者の間では、その存在をめぐって現在も議論が続いています。

研究グループの1人で、東京大学ビッグバン宇宙国際研究センターの須山輝明助教は「今後の観測でこの説が正しいと判明すれば、宇宙の成り立ちを説明する理論に大きなインパクトを与えるだろう」と期待しています。

今後、重力波の観測が進み、原始ブラックホールの存在が確定すれば、宇宙をめぐる理論の見直しにもつながる可能性があるようですので、今後の研究に期待したいところです。

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