[記事公開日]2016/03/21
[最終更新日]2016/04/05

太陽系で生命がいそうな惑星は火星で衛星では木星のエウロパや土星のタイタン・エンケラドス

    土星の衛星エンケラドゥス(別名Saturn II)

太陽系の中で生物が存在する可能性がある惑星は火星

太陽系の中で、生物がいそうな惑星、生命が存在する可能性がある惑星は、どこでしょうか?

太陽系の惑星の中で、生物がいる可能性が高いと言われてきたのは、地球に近い惑星である、火星と金星です。

金星は、地球と似た地球型惑星であり、かつては海があった可能性があるようですが、しかし、現在の金星は、大気の9割以上を二酸化炭素が占めており、しかも大気は60キロメートルもの厚さで地表を覆っています。

その上、金星は表面温度が平均460度にもなるような灼熱地獄の世界なので、金星に生物が存在する可能性は、ほとんど期待できないと言います。

一方、火星の方は、水の痕跡やメタンが発見されており、生命が存在する可能性があるようです。

 

火星では水の痕跡やチタンなどが発見されており生物がいる可能性は十分ある

金星には生命が存在することはほとんど期待できない一方で、火星には生命が存在する可能性が期待されています。

1996年に、火星起源の隕石に生命の痕跡らしい微小化石が含まれていると発表されて大きな話題となりましたが、本当のところは分かりませんでした。

しかし、2004年3月には、欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「マーズ・エクスプレス」が、火星の大気からメタンを発見しました。

メタンは地球では生命活動によって大量に発生していますが、火星にも存在することが知られるようになった訳です。

さらに、2014年にはNASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査ローバー「キュリオシティ」が、火星には大量のメタンが存在することを確認しています。

『火星に生命が存在する可能性を探る為に生物や水の痕跡を求めた探査が続けられてきた』、こちらの記事の中でも書きましたが、欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「マーズ・エクスプレス」が、火星の大気からメタンを発見したのと同じ時期の2004年3月、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、探査機「オポチュニティー」が、火星は過去に濡れた惑星であった証拠を発見したと発表しました。

この発見により、火星の過去の生命の存在に希望が生まれることになり、かつて火星に生命が存在した可能性が出てきました。

また、同じ2004年1月には、欧州宇宙機関(ESA)が火星探査機「マーズ・エクスプレス」を用い、火星の南極付近で大量の氷の蓄積を直接的に検出しています。

残念ながら2004年には火星に生命の証拠は見つかりませんでしたが、少なくとも太古の火星に水が存在したことは、ほぼ定説として認められるようになったようです。

水が存在したのであれば、生物がいる可能性は十分あります。

『火星の生命を探る目的の「エクソマーズ」計画で欧州宇宙機関(ESA)とロシアが探査機発射』、こちらの記事の中でも書きましたが、ほんの数日前の3月14日に、欧州宇宙機関(ESA)とロシアは、火星で生命の痕跡を探るミッション「エクソマーズ計画」に乗り出すため、新型の火星探査機の打ち上げに成功しました。

今回打ち上げられた新型の火星探査機は、本体が小型車ほどの大きさであり、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から発射されましたが、順調に行けば、今年10月には火星に近づき、表面から約400キロメートルの軌道を回りながら、大気中に微量に含まれるメタンなどを調べると言います。

今回のミッションでは、地域的な分布や季節による濃度の変化などを詳しく分析することで、このメタンが生物起源か地質起源かを明らかにするようです。

「エクソマーズ計画」に参加している科学者の話によると、今回の新型探査機の打ち上げは、火星に生命が存在していたかどうかに特に重点を置いた初めてのミッションだとのことであり、火星の生命に関する「非常に有力な証拠」をもたらしてくれると期待されているようです。

今のところ、もし火星に生物がいたとしても、進化していない単細胞生物であろうと考えられているようです。

太陽系の惑星の中では、今のところ、生物が存在する可能性があるのは火星だけのようですが、太陽系の衛星の中には、生命が存在する可能性を持った衛星もあるようです。

 

木星の衛星エウロパや土星の衛星タイタン・エンケラドゥスには生命の可能性あり

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太陽系の惑星の中では、生物がいそうな惑星は火星だけのようですが、惑星の周りを回る衛星に生物がいる可能性も考えられます。

『人類は月や木星の衛星エウロパや土星の衛星タイタンに住むことが可能か』、こちらの記事の中でも書きましたが、木星の衛星エウロパや、土星の衛星であるタイタンやエンケラドスには、生命が存在する可能性があるようです。

★木星の衛星エウロパ

木星の衛星エウロパは、表面が氷で覆われていますが、氷の下には海があり、海底火山が活動していると言われています。

また、薄い酸素の大気が発生していることも分かったようですので、生命が存在している可能性があります。

★土星の衛星タイタン

土星の衛星タイタンには、窒素を主とした厚い大気があり、「カッシーニ探査機」により、メタンの霧雨が降っていることや、メタンらしい液体の海があることが分かったようです。

メタンの海があるとすれば、その中では化学反応が進み、有機物が合成されている可能性も考えられます。

★土星の衛星エンケラドス

土星の衛星エンケラドスの南極付近の地下には、液体の水で出来た地底湖が存在するらしいということを、「カッシーニ探査機」が観測しているそうです。

木星の衛星エウロパや、土星の衛星タイタンやエンケラドスには、生命が存在する可能性はあるものの、これらの衛星はどれも表面温度が低すぎて、人類が住むことはできないようです。

しかし、これら以外の衛星にも、生命が存在している可能性があると言いますから、太陽系の衛星の中には、まだまだ生命が存在する可能性を持った衛星があるようです。

 

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