[記事公開日]2016/08/26

太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」に、地球に似て水が液体のまま存在できる惑星を発見

太陽系から最も近い惑星「プロキシマb」の地表の想像図。太陽のように空で輝くのは恒星の「プロキシマ・ケンタウリ」 (C) ESO/M. Kornmesser

太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」に、地球に似た惑星を発見!

太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」に、地球に似た惑星があることが発見されました!

「プロキシマ・ケンタウリ」は、地球からわずか4光年の、太陽系に最も近い恒星ですが、この恒星の周りを周回する惑星に、地球と似た大きさで、水も液体のまま存在できる惑星があることが分かったのだと言います。

これは、イギリスのクイーン・マリー大学などの研究チームが、イギリス科学誌『ネイチャー』に発表したものであり、この惑星は生命を育むことが出来る環境かどうか、今後の探査に注目が集まっているようです。

研究チームは南米チリにある天文台などで、2000年から2008年と、今年の2回に分けて、地球から約4光年離れた「プロキシマ・ケンタウリ」という恒星を観測したところ、この恒星を周回する惑星を新たに発見しました。

この惑星は、大きさが地球の約1・3倍で、約11日で公転しているとのことであり、「プロキシマb」と名付けられました。

「プロキシマb」は地球と似た大きさで、水も液体のまま存在できる惑星

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太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の周りを周回する惑星「プロキシマb」は、地球の1.3倍と地球に似た大きさであり、岩石でできており、水が存在する可能性もあると言います。

太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」は、太陽の7分の1程度の大きさで、発する熱や光も弱いものの、惑星「プロキシマb」は恒星から約750万キロ(太陽~地球間の20分の1程度)という近い軌道を回っているため、温暖な環境と考えられるとのことです。

そして、もし水が存在するとしたら、液体のまま存在できるようです。

「プロキシマb」という惑星は、恒星「プロキシマ・ケンタウリ」と程よく離れた距離にあるため、惑星の表面に水があれば、蒸発したり、凍ったりせずに、液体のまま存在できることが分かった訳であり、「プロキシマb」の地表温度は液体の水が存在できる範囲とみられています。

研究者らによると、この惑星では水分が生まれ、現在も残っている可能性があると言います。

ただ、「プロキシマb」は恒星からの距離が近く、X線が地球の400倍にあたることも分かっているといいますので、もし液体の水が存在するとしても、生命が存在できる環境下にあるのかはまだ分かりません。

「プロキシマb」という惑星に、水や大気など生命を育むうえで欠かせない環境が実際にあるかどうかは、今ある観測装置では突き止められないということです。

このため、研究チームはNASA(アメリカ航空宇宙局)が2018年に打ち上げる予定の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」などに期待を寄せていて、生命が存在できる環境を持ち合わせているのか、今後の探査に注目が集まっています。

『太陽系外の惑星を観測して探すプラネットハンティングは宇宙天文学の重要な研究領域』、こちらの記事の中でも書きましたが、太陽系外の惑星を観測して探すプラネットハンティングは、宇宙天文学の重要な研究領域になってきています。

これまでにも太陽以外の多くの恒星で惑星が見つかっていますが、「プロキシマ・ケンタウリ」は太陽系から最も近い恒星であり、これほど近い距離にあって、地球に似た特徴を持つ惑星が発見されたのは初めてのことになります。

地球からわずか4光年という、太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」を周回する惑星「プロキシマb」に、果たして大気や生命が存在するのかどうか、今後の調査に大いに期待したいところです。

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