[記事公開日]2015/12/23
[最終更新日]2016/04/09

地球の重力が引きつけるので海水はこぼれず月の引力が潮の干満を起こして生き物にも影響

なぜ、海水は地球からこぼれないのか?

地球の面積の約7割は海だと言われています。

そして、地球には、約18億5000万立方キロメートルもの水があると言われており、ドラム缶に換算すると、なんと50億本にもなるそうです。

そのうちの約99%が海水と氷(北極や南極などの氷や氷河など)になります。

なぜ、海水は地球からこぼれないのでしょうか?

これだけたくさんある海水が地球からこぼれないのは、地球の重力が海の水を引きつけているからだといいます。

地球の重力は、私たち人間をはじめ、地球のあらゆるものに対して働いており、地球の周りを取り囲んでいる大気(空気)さえも引っ張って、地球の外に出て行かないようにしています。

もちろん、海の水も例外ではないので、この地球の重力が海水を引っ張って、地球の外に出て行かないようにしているということになります。

そして、人や物が地球から外に出るためには、地球の重力に逆らって、ある一定速度以上の脱出速度で飛び出さなければなりません。

その速度は秒速11.2キロメートルであり、これ以上の脱出速度であれば、地球の重力に逆らって、地球の外に飛び出ることができるそうです。

海水が、地球からこぼれていくためには、地球の重力に逆らって秒速11.2キロメートル以上の脱出速度で飛び出さなければならないので、海水は地球からこぼれて行かないということなのです。

そして、地球と比べて重力が6分の1の月の場合は、水蒸気が月の外に飛び出してしまったようです。

 

地球と比べて重力が6分の1の月では、水蒸気が外に飛び出してしまった

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月の表面や周囲には、水や大気がありません。

これは、月の重力が地球と比べて6分の1と弱いためであり、かつて月で発生したガスや水蒸気などの気体は、みんな月の外の宇宙に飛び出してしまったようです。

月も誕生してから10億年くらい前までは、隕石が衝突したり火山が噴火したりして、ガスや水蒸気が発生していたようです。

ところが、月の場合は重力が弱く、地球の6分の1の重力しか無いために、秒速2.4キロメートルの速さの脱出速度で、月面の物は月の外に出られるそうです。

かつて月で発生したガスや水蒸気などの気体は、秒速2.4キロメートルより速く運動しているので、みんな月の外の宇宙空間に飛び出して行ってしまったようです。

そして、この弱い月の重力は地球を引っ張る引力として、太陽の引力と一緒に海水を引っ張っており、この月の引力が、潮の干満を起こしています。

地球の海に潮の干満があるのは、主に月の引力によるものなので、もし月が無かったら、潮の干満はもっと小規模のものだったかも知れないといいます。

 

もし月が無かったとしたらどうなるのか?

地球の海に潮の干満があるのは、主に月の引力によるものなので、主に月の引力が、満ち潮(満潮)と引き潮(干潮)を起こしているということになります。

ですから、もし月が無かったとしたら、潮の干満はもっと規模が小さく、小規模のものだったかも知れません。

物と物には互いに引っ張り合う引力が働いていますが、引力は近いほど、また重さが重いほど強くなるといいます。

地球の潮の干満(潮汐)は、太陽の引力より月の引力に強い影響を受けているといいます。

その理由は、潮汐を起こす力(潮汐力)が距離の3乗に反比例するため、大きく重くても遠い所にある太陽の潮汐力は、月の半分になるようです。

地球の潮の干満(潮汐)は、太陽の引力より月の引力に強い影響を受けていますので、もし月が無ければ、地球の潮汐は太陽の引力によって起こされることになるため、今のように大きなものにはならないようです。

月の引力は海水だけではなく、陸にも働いており、地面をほんの少しもり上げたり下げたりしているそうです。

ですから、もし月が無かったとしたら、月の無い地球で、生き物は違った状態だったかも知れません。

例えば、サンゴは満月の日に産卵することが知られていますが、サンゴに限らず、イソメやゴカイなどの中には、潮の干満に合わせて産卵するものが数十種類以上存在しており、シオマネキなどカニの仲間にも満月に合わせて産卵するものがあるようです。

そして昔から、草木が育つことにも月の満ち欠けが関係していると言われています。

また、私たち人間の体の中には体内時計があるとされていますが、これは、1日約25時間の月をもとにしたリズムだといいます。

私たちの体の中にある体内時計が、睡眠時間や食事時間などのリズムを調整していますが、これは1日24時間の太陽をもとにしたリズムではなく、月が昇って(沈んで)からその次に昇る(沈む)までの1日約25時間のリズムだとされています。

月と地球の生命との関係は、今のところ、はっきりとしたことはまだ分かっていないようですが、もし月が無かったとしたら、私たち人間はもちろんのこと、他の生き物たちも、今とは違った生活サイクルを強いられることになるのは確かです。

もし月が無かったとしたら、地球の生命が今とは全く違った形に進化してきたかも知れないだけではなく、それ以前に、そもそも生命が育たなかったかも知れないとも言われているようです。

 

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