[記事公開日]2016/02/08
[最終更新日]2016/04/09

月は楕円軌道で地球を周回しているので見かけの大きさは最大14%も違い明るさも変わる

月の見かけの大きさは最大14%も違う

私たちの地球から月を見ると、月のおおよその大きさは、1°(度)の半分の30′(分)になりますが、これは、5円硬貨を手に持って腕を伸ばした時の穴の大きさに過ぎないといいます。

多くの人たちは、月がそんなに小さな筈はないと思うかも知れませんし、ちょっと意外な感じがするのですが、5円硬貨を手に持って腕を伸ばすと、5円硬貨の穴に月がすっぽりと入ってしまうようで、実際の月の視直径は、腕を伸ばして持つ5円硬貨の穴の大きさとほぼ同じなのです。

月が空高くに位置する時の小さな姿は、5円硬貨の穴にその全てが収まってしまいそうに見えますし、地平線近くにある大きな月の場合は、5円硬貨の穴に入りそうもないように思えますが、実際は小さな月と同じように5円硬貨の穴に全てが収まってしまうのだと言います。

そして、月の大きさは、いつも同じ訳ではありません。

月は楕円軌道で地球の周りを回っていますので、見かけの大きさは変わるのですが、それとは別に、目の錯覚で大きさが変わって見えることもあります。

地球上から月を観察すると、月の大きさが変わっているように見えることがあります。

月が空高くに位置する場合と地平線または水平線近くに位置する場合とは、明らかに大きさに変化があり、前者の場合は小さく見え、後者の場合は大きく見えます。

例えば、満月が昇って沈むまでの間で、特に月が地平線に近い時に、月がとても大きく見えることがありますが、この現象は人間の目の錯覚によるものだと言います。

カメラとは異なり、人間の目は視界に入るすべての物体を鮮明に見るべく、常に焦点位置を調節し、脳で画像を合成しているそうです。

このため近場から遠方に連なる風景の先端に月が見える場合、ズームレンズを動かしながら見るように、人の認識する月が巨大化するのだと言います。

それとは逆に、月が空高くに位置する場合は、比較となる対象物が存在しないために、小さく(実質的な目視上のサイズとして)見えるのだということのようです。

しかし、そのような目の錯覚は別にしても、地球から見える月の見かけ上の大きさは、月が地球を周回する楕円軌道のため、変わります。

月は地球の周りを楕円軌道で回っているので、遠時点と近時点では大きさが違うのです。

月の公転軌道は楕円形であり近地点は約36万kmなのに対して遠地点は約40万kmであるため、見かけの大きさは月の軌道上の位置により実際には変わることになります。

遠時点のときは29.4′(分)であるのに対して、近時点では33.5′(分)になり、大きさが14%も違うのだといいます。

月のおおよその大きさは、1°(度)の半分の30′(分)なのですが、月が地球の周りを周回する楕円軌道により、遠時点の時は29.4′(分)であるのに対して、近時点では33.5′(分)になり、大きさが14%も違うのです。

また、赤道上の地上から見ると1日のうちでも厳密には距離が変化するようです。

月を天頂付近に見る時が1日のうちで最も月に近く、月を地平線付近に見るときは、それよりもおよそ地球の半径(約6000km)離れるので、それだけ僅かに小さく見えるのだそうです。

目の錯覚は別にしても、月の見かけ上の大きさは、違うということになります。

 

月の明るさ

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月の明るさは、満月を100とすると、半月では面積は満月の1/2なので明るさも1/2かというと、そうではないようです。

実際の半月の明るさは、満月の8%しかないと言います。

月齢3では、さらに半月の1/8で満月の1%しか明るさがないようです。

これは、月面の性質によるものだと言います。

月が夜空に煌々と輝くのは、やはり満月近くの月だけだということになります。

 

月面での明るさ

月面に立った時の明るさは、かなり暗いようです。

物質の明るさは、入ってくる光の強さと照らされている物質の反射率によって決まります。

例えば、地球上の物質の反射率は、降ったばかりの雪が90%、砂漠の砂が30%、日本の土が20%、森林が10~20%程度だと言います。

これに対して、月面にある物質の反射率はかなり低いようです。

月では明るい高地と暗い海がありますが、明るい高地でも反射率は10~20%であり、暗い海では反射率は5~8%しかないようです。

5~8%という反射率は、地球上の物質では石炭の反射率だと言いますから、かなり暗くて黒色だと言えるかも知れません。

月面にある物質の反射率はかなり低いため、月面に立った時の明るさは、かなり暗いものになるようです。

 

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