[記事公開日]2016/01/19
[最終更新日]2016/04/09

月には太陽風が運んでくるヘリウム3などの資源が豊富で月面基地計画の目的の一つ

月面基地計画が進められる目的の一つが、月の資源

月面基地計画が進められる目的の一つには、月の資源があるともいいます。

月には、貴重な資源が色々あるので、月面基地計画が進められる目的の一つともなっているようです。

月の表面は、クレーターが出来る時に飛び散ったレゴリスという粒子状の物質に覆われています。

★レゴリス

レゴリスとは、天体の表面に積もった土壌、岩の細粒物、隕石の衝突片、砂れき、チリなどの堆積物のことですが、月面の場合、一面を無機質な灰色で覆い尽くしている、グレーの砂のことを指します。

このレゴリスからは金属が取り出せるとも言われ、また焼き固めてレンガやブロックにすれば、太陽熱を蓄積するための材料や建設材料として月面基地で利用できるといいます。

また、月には大気がないので、太陽風が運んでくる水素やヘリウム3が長い間蓄積されているといいます。

 

太陽風が月へ運んでくる贈り物とも言えるヘリウム3

月には大気がないので、太陽風が運んでくる水素やヘリウム3が長い間蓄積されているとされていますが、ヘリウム3は、太陽風が運んでくる太陽から月への贈り物とも呼べる資源のようです。

★ヘリウム3

ヘリウム3は、将来、核融合発電でエネルギーを生み出せる物質として大変期待されている資源になります。

ヘリウム3は地球の大気中ではヘリウム4の100万分の1しか存在しませんが、しかしながら太陽大気中には0.00142%の同位体比で存在し、月面にも地球上よりはるかに多く存在するといいます。

これは太陽大気中には宇宙の初期においてビッグバン原子核合成の結果生成したヘリウム3が蓄積しているようですが、地球大気では地球創成期に存在していたヘリウムがほとんど宇宙空間に逸散し、現在の地球大気中に存在するヘリウムは大部分が岩石中のトリウムおよびウランなどのアルファ崩壊の結果生じたものであるためだとのことです。

一方、月面においては太陽風から供給されるヘリウム3が蓄積しているので、地球よりもはるかに多く存在しているようです。

ヘリウム3は地球上において存在量が稀少であるため、リチウム6に陽子ビームを照射することによる人工合成が検討されたようですが、反応断面積が小さいため有利な反応といえるものではなかったといいます。

ヘリウム3は、地球上においては存在量が稀少である上、人工合成もなかなか大変なので、月面の岩石からヘリウム3の採掘を試みる研究も行われているようです。

ヘリウム3は将来、核融合発電でエネルギーを生み出せる物質として大変期待されており、ロシア・エネルギア社の月面基地計画は、ヘリウム3の採取を目的としていると言われています。

地球上では稀少であり、将来の核融合発電でエネルギーを生み出せる物質として期待されているヘリウム3は、太陽風が月へと運んでくる贈り物とも言えるかも知れません。

また、月の岩石の中には、チタンと酸素の酸化鉱物である「イルメナイト」という物質も豊富にあるそうです。

 

月の岩石の中にはチタンと酸素の酸化鉱物「イルメナイト」も豊富にある

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月の岩石の中には、チタンと酸素の酸化鉱物である「イルメナイト」という物質も豊富にあるとのことであり、「イルメナイト」は月の表側の海と呼ばれる部分にある、黒っぽい玄武岩に含まれているようです。

★チタンと酸素の酸化鉱物「イルメナイト」

「イルメナイト」はチタンと酸素の酸化鉱物なので、チタンを取り出すことが出来るそうです。

チタンは軽くて丈夫なので建物やロケットなどの材料として使うことが考えられます。

また、「イルメナイト」からは酸素も取り出せると言いますが、月では大気がないので酸素は貴重品になります。

酸素は人が呼吸するだけではなく、ロケットの燃料や燃料電池の燃料としても使うことができます。

この他、月の高地に行くと、「斜長石」という鉱物もたくさん見つかるといいます。

 

月の高地にはアルミニウムをたくさん含んだ「斜長石」が豊富にある

月の高地に行くと、「斜長石」という鉱物もたくさん見つかるといいます。

「斜長石」は地殻の主要な構成成分であるため、岩石学で岩石の組成を特定し、火成岩の起源と成長を調べるために使われるようです。

「斜長石」はまた月の石の主成分だといいます。

「斜長石」にはアルミニウムがたくさん含まれていると言います。

アルミニウムは飛行機の機体などにも使われていますが、月でも建設材料やロケットなどに使うことが出来るといいます。

これから本格的に月面を調査すると、もっとたくさんの資源が見つかることになるのだと思います。

そして、資源から月の起源も分かってくるかも知れません。

 

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