[記事公開日]2016/04/23

中国が2020年頃に火星着陸を目指した探査機を打ち上げる宇宙開発計画を発表

     中国の大型有人宇宙ステーション「天宮」完成予想図

中国が2020年頃に火星着陸を目指した探査機を打ち上げる計画

中国がいよいよ、2020年頃に初の火星探査機を打ち上げるようです!

これは、4月22日、中国国家宇宙局が北京で記者会見を開き発表した、火星探査プロジェクトの中で明らかになったものです。

この火星探査プロジェクトは立ち上げられたばかりのようですが、それによりますと、中国としては初めてとなる火星探査機を2020年頃に打ち上げ、火星への着陸を目指すとのことです。

そして、火星に着陸して走り回り映像などを地球に送る探査車(ローバー)により、火星の土壌や大気、水などの調査を行いたいとしています。

『火星に生命が存在する可能性を探る為に生物や水の痕跡を求めた探査が続けられてきた』、こちらの記事の中でも書きましたが、アメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)は、既に火星無人探査機「ローバー」を送り込んでいます。

火星無人探査機「ローバー」には「オポチュニティー号」と「スピリット号」の双子がいて、この双子には「人間の目線で火星を探査する」という面白いコンセプトがあり、火星で大活躍したとされています。

また、『火星の生命を探査する「エクソマーズ計画」のロケットがバイコヌール宇宙基地から打ち上げ成功』、こちらの記事の中でも書きましたが、先月の3月14日には欧州宇宙機関(ESA)とロシアが、「エクソマーズ計画」で火星探査機の打ち上げに成功しています。

ただ、中国にとっては、今回の火星探査プロジェクトは、立ち上げられたばかりの初の火星探査プロジェクトになります。

中国国家宇宙局の局長のコメントの中にも、アメリカに実績はあるが、中国の宇宙政策にとっては大きな第一歩となることが強調されていたようです。

そして、火星に着陸して走り回り映像などを地球に送る探査車(ローバー)により、土壌や大気、水などのサンプルを採取し、調査する計画が発表されました。

 

「新型衛星、宇宙探査、ロケット技術の開発」が中国の重大プロジェクト

今回、4月22日に行われた、中国国家宇宙局の記者会見により、中国にとって初の火星探査プロジェクトが発表された訳です。

そして、2020年頃をめどに火星着陸を目指して探査機が打ち上げられる計画が明らかになりました。

中国の習近平指導部は、「第13次5カ年計画」の重大プロジェクトとして「新型衛星、宇宙探査、ロケット技術の開発」を挙げており、宇宙空間への進出を強化していく構えだと言います。

日本を抜いて、アメリカに次ぐ世界第二位の経済大国に成長した中国は、宇宙開発の分野においても、独自の路線で宇宙空間への進出を強化しています。

アメリカや欧州、日本など15か国が参加して運営されている国際宇宙ステーション(ISS)には加盟していませんが、独自路線により、宇宙開発計画に力を入れているようです。

そして中国は、米ロに並ぶ「宇宙強国」を目指しており、「宇宙大国から宇宙強国」への路線を突き進もうとしているようです。

「宇宙強国」を目指す中国の計画は、現在、次のようなものだと言います。

 

「宇宙大国から宇宙強国」への路線を突き進む中国の宇宙開発計画

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中国の習近平指導部は「第13次5カ年計画」の重大プロジェクトとして「新型衛星、宇宙探査、ロケット技術の開発」を挙げており、宇宙空間への進出を強化していく構えです。

中国が実現を目指す長期滞在が可能な独自の有人宇宙ステーション計画については、2020~2022年頃に完成させる予定のようです。

宇宙ステーションについては、今年、2つ目の実験機である「天宮2号」と有人宇宙船「神舟11号」をそれぞれ打ち上げ、ドッキングさせる予定だとしています。

ただ、長期滞在が可能な独自の有人宇宙ステーションの完成時期については、プロジェクトがとても複雑な理由により、当初の予定より2年遅い2022年頃になるという見通しを明らかにしました。

また、中国は、人類初の月面裏側の探査プロジェクトも計画しているようです。

その他にも、軍の統合運用に欠かせない独自の衛星測位システム「北斗」の全世界カバーなどを実現したいとしています。

中国の国家宇宙局の局長は「中国は、宇宙開発に関する技術や能力のレベルでは、世界の先進グループの一員になっている。今まさに、宇宙大国から宇宙強国へと突き進んでいる」と述べて、中国政府として宇宙開発を加速させていく姿勢を示しました。

経済減速が心配されている中国ですが、習近平指導部は、米露に匹敵する「宇宙強国」実現を掲げて、軍事技術獲得と直結する意欲的な宇宙開発を続ける構えのようです。

今回発表された、中国にとって初めてとなる火星探査プロジェクトでは、2020年頃をめどに火星探査機を打ち上げる計画だとのことですが、2021年は、中国共産党の創立100年にあたるようです。

中国共産党の創立100年にあたる2021年の火星着陸を想定した計画なのかも知れません。

いずれにしても、「宇宙大国から宇宙強国」へと突き進んでいる、中国の宇宙開発計画は、今後ますます加速していきそうな感じがします。

 

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