[記事公開日]2016/09/27

中国で「天眼」と呼ばれる直径500メートルの世界最大の電波望遠鏡「FAST」が運用を開始

中国で「天眼」と呼ばれる、直径500mの世界最大の望遠鏡「FAST」(=共同)

中国で「天眼」と呼ばれる世界最大の電波望遠鏡「FAST」

中国で、直径500メートルの世界最大の電波望遠鏡が運用を開始しました。

中国で「天眼」と呼ばれる世界最大の電波望遠鏡「FAST」が、9月25日に運用を開始したと国営新華社通信などが伝えました。

「宇宙大国」を目指す中国は、宇宙の探査や開発に力を入れていますが、この度、直径およそ500メートルのアンテナを備えた、世界最大級の電波望遠鏡を建設し、運用を開始したようです。

直径500メートルというのは、単一のアンテナとしては、世界最大になります。

これまでは、アメリカの自治領プエルトリコにあるアレシボ天文台(直径305メートル)が、単一の望遠鏡としては世界最大でしたが、それを大きく上回るものとなります。

中国貴州省で「天眼」と呼ばれる世界最大の電波望遠鏡「FAST」の運用が、9月25日に開始されたということになります。

 

約4450枚の反射板を使い、サッカー場30個が入る大きさ

中国貴州省で「天眼」と呼ばれる世界最大の電波望遠鏡「FAST」は、同省のプイ族ミャオ族自治州の山あいのくぼ地を利用して、約4450枚の反射板を組み合わせた固定型の球面アンテナで、直径約500メートル、なんと、約30個分のサッカー場が入るほどの大きさだと言いますから、驚きです。

これまで最大だったアメリカの自治領プエルトリコにあるアレシボ天文台(直径305メートル)を大きく上回る規模のものになります。

建設費は約12億元(約180億円)が投入されましたが、中国メディアは工事に伴って、半径5キロの範囲の住民およそ1万人が立ち退きの対象になったと伝えており、1万人の立ち退きに約18億元を要したと言います。

構想から二十数年かけて完成したようです。

 

電波望遠鏡「FAST」は137億光年離れた宇宙からの信号も受信可能

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世界最大の電波望遠鏡「FAST」は、きわめて弱い電波も受信できるため、天体観測や地球外の生命体の探査などが進むと期待されています。

新たな電波望遠鏡「FAST」は9月25日から運用が開始されましたが、中国の国営メディアは今後2~3年の間試験的に運用したあと、世界の科学者にも開放されるとしたうえで、宇宙の起源の解明などに役立つと大きく伝えています。

中国で「天眼」と呼ばれる世界最大の電波望遠鏡「FAST」は、なんと、137億光年(1光年は約9兆4600億キロ)以上離れた宇宙からの信号も受信できるのだと言いますから、驚きです。

「宇宙大国」を目指している中国は、独自の宇宙ステーション計画を進めるなど宇宙の開発や探査に力を入れており、宇宙開発を通じて国際社会での影響力の拡大を目指しているとも指摘されていますが、今回運用が開始された世界最大の電波望遠鏡「FAST」をいずれ世界の科学者にも開放し、宇宙の成り立ちの解明や地球外生命体の探査などに役立ててくれることを期待したいと思います。

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