[記事公開日]2016/03/05
[最終更新日]2016/04/05

宇宙ゴミ(スペースデブリ)から国際宇宙ステーション(ISS)を守る方法

                 国際宇宙ステーション(ISS)

宇宙ゴミ(スペースデブリ)は深刻な問題

『宇宙でのゴミ対策と深刻な問題となったスペースデブリ(宇宙ゴミ)』、こちらの記事の中でも書きましたが、スペースデブリと呼ばれる宇宙ゴミが、今、深刻な問題となっているようです。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)は、1981年に打ち上げられた直径4m、高さ9mの衛星が6年後に回収された時、3万2000箇所以上の衝突痕が見つかったことから注目され出したと言いますが、その後の宇宙開発によって、スペースデブリ(宇宙ゴミ)は爆発的に増え続けているようです。

そして現在では、推定で5兆8000億個ものスペースデブリ(宇宙ゴミ)が地球の周囲を飛び交っているとされていますので、軌道上での宇宙船の活動はスペースデブリ(宇宙ゴミ)の監視なしには困難になっていると言います。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)と人工衛星との衝突だけでなく、運用中の人工衛星同士の衝突も有り得ることになります。

しかし、最も危険と考えられるのは、宇宙飛行士が滞在している国際宇宙ステーション(ISS)とスペースデブリ(宇宙ゴミ)との衝突だと言えます。

国際宇宙ステーション(ISS)の大きさは、108.5m×72.8mにもなり、サッカー場と同じくらいの大きさがありますので、大きいということは、それだけ、スペースデブリ(宇宙ゴミ)が接近、衝突する可能性も高くなることになります。

当然、国際宇宙ステーション(ISS)でも、スペースデブリ(宇宙ゴミ)対策は行われています。

 

国際宇宙ステーション(ISS)におけるスペースデブリ(宇宙ゴミ)対策

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国際宇宙ステーション(ISS)では、スペースデブリ(宇宙ゴミ)への対応として、大きさにより3つに対策を場合分けしていると言います。

☆国際宇宙ステーション(ISS)における、3つのスペースデブリ(宇宙ゴミ)対策

★直径1cm以下のスペースデブリ(宇宙ゴミ)

直径1cm以下のスペースデブリ(宇宙ゴミ)に対しては、外壁の外側に取り付けてあるアルミ製のバンバによって外壁の貫通を防ぎます。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)がバンバに衝突すると、スペースデブリ(宇宙ゴミ)が持っていたエネルギーは瞬間的に熱に変わりバンバに穴は空くことになりますが、スペースデブリ(宇宙ゴミ)は気体になるか細かな破片になるため、外壁に穴を開けることはなくなるようです。

★直径1~10cmのスペースデブリ(宇宙ゴミ)

直径1~10cmの大きさのスペースデブリ(宇宙ゴミ)が衝突すると、外壁に穴があく可能性があると言います。

ただ、内部の空気が抜けるまでには数分かかるため、その間に別の部屋に移動して部屋と部屋の間にあるハッチを閉めることで十分に避難できるとされ、穴は船外活動で修理することになります。

★直径10cm以上のスペースデブリ(宇宙ゴミ)

データベースに登録されている直径10cm以上のスペースデブリ(宇宙ゴミ)の場合は、国際宇宙ステーション(ISS)に接続してあるロケットを噴射して軌道を変更して衝突を避けることになりますが、実行のためには30時間以上を要すると言いますので、時間的余裕が無い場合も考えられます。

実際に、2009年3月に直径約13cmのスペースデブリ(宇宙ゴミ)が国際宇宙ステーション(ISS)の近くを通過することが分かりましたが、軌道を変更している時間が無かったため、宇宙飛行士がロシアのソユーズ有人宇宙船に避難したことがあったそうです。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)の問題は、私たち人類の宇宙開発が進めば進むほど、ますます深刻な問題になってくると思います。

 

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