[記事公開日]2016/01/22
[最終更新日]2016/04/09

宇宙でのゴミ対策と深刻な問題となったスペースデブリ(宇宙ゴミ)

     高度2000km以下の軌道を周回するスペースデブリの分布

国際宇宙ステーション(ISS)などにおける宇宙でのゴミ対策

現在、国際宇宙ステーション(ISS)には、アメリカ、ロシア、日本など世界各国の宇宙飛行士たちが集まって任務を遂行しています。

地上での日常生活同様、国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙生活においても、大なり小なりのゴミが出ます。

宇宙生活においても、地上と同じようにゴミが出ますので、対策が必要になります。

食べ終わった食品の袋、実験で使い終わった機器、あるいは、人間の排泄物に至るまで、色々とゴミが出ますが、それをそのまま宇宙空間に捨てる訳にはいきません。

国際宇宙ステーション(ISS)などの宇宙生活で出たゴミをそのまま宇宙空間に捨ててしまうと、衛星にぶつかって損傷を与える凶器にもなり得ますので、きちんとゴミ対策をして、いかに捨てるかが問題となります。

国際宇宙ステーション(ISS)においては、地球に持ち帰ってからリサイクルするか、規則に従って処分しているといいます。

 

国際宇宙ステーション(ISS)でのゴミ対策

国際宇宙ステーション(ISS)においては、ごみ対策として、地球に持ち帰ってからリサイクルするか、規則に従って処分しています。

地球に持ち帰ってリサイクルする場合は、ゴミを容器に入れて密封し、宇宙船のカーゴ・ベイ(荷物室)で保管して、地球に持ち帰り、それからリサイクルするそうです。

また、地球に持ち帰ってリサイクルしないものについては、規則に従って宇宙空間で処分しているようです。

無人の使い捨て型の補給船(焼却炉船)に袋詰めにしていき、船内いっぱいになったところで密閉して船を国際宇宙ステーション(ISS)から切り離し、大気圏に突入させて燃やしてしまうそうです。

この時は大気圏突入時にちゃんと燃え上がるような速度と角度を計算して船を下の軌道へと送り出し、焼却後に燃え残りが残った場合を考慮して、海の上で大気圏に入るように計算するのだといいます。

宇宙空間でゴミを処分するというのは、大変なことだということが分かります。

そして、生活ゴミの他にも、宇宙でのゴミ問題として深刻になってきているのが、スペースデブリの問題だといいます。

 

スペースデブリ(宇宙ゴミ)の問題が深刻化している

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スペースデブリ(宇宙ゴミ)とは、何らかの意味がある活動を行うことなく地球の衛星軌道上(低・中・高軌道)を周回している人工物体のことですが、宇宙開発に伴ってその数が年々増え続けており、対策が必要となってきているようです。

現在、宇宙にはミリサイズまで含めると、推定で約5兆8000億個のスペースデブリ(宇宙ゴミ)が漂っていると言われていますので、その数にはビックリする他ありません。

この数年で急激に増えたスペースデブリ(宇宙ゴミ)は、私たち人類の宇宙活動にとって脅威となっているようです。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)は、運用が終わり使用済みになった人工衛星であったり、切り離した後のロケットの部分であったり、それらの破片や塗料片などであり、これまでの人類の宇宙開発によって地球軌道上に残された、宇宙のゴミになります。

そして、スペースデブリ(宇宙ゴミ)は、高度900kmと1500kmあたりが最も多く、人工衛星と同じ速さで漂っているといいます。

現在、推定で5兆8000億個ものスペースデブリ(宇宙ゴミ)が地球の周囲を飛び交っていると考えられていますので、軌道上での宇宙船の活動はスペースデブリ(宇宙ゴミ)の監視なしには困難になっているといいます。

 

推定で約5兆8000億個ものスペースデブリ(宇宙ゴミ)には対策が必要

スペースデブリ(宇宙ゴミ)は、1981年に打ち上げられた直径4m、高さ9mの衛星が6年後に回収された時、3万2000箇所以上の衝突痕が見つかったことから注目され出したといいます。

その後の宇宙開発によって、スペースデブリ(宇宙ゴミ)は爆発的に増え続けており、現在では推定で5兆8000億個のスペースデブリ(宇宙ゴミ)が地球の周囲を飛び交っているとされていますので、軌道上での宇宙船の活動はスペースデブリ(宇宙ゴミ)の監視なしには困難になっているといいます。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)の速さは秒速8kmになりますが、超高速衝突実験によると、たとえ10cm以下の小さなスペースデブリ(宇宙ゴミ)であっても、人工衛星を爆発させるほどの破壊力を持っていると言いますから、恐るべきことだと思います。

また、最近では、スペースデブリ(宇宙ゴミ)同士の連鎖衝突によって、その数が爆発的に増えていく「ケスラーシンドローム」の発生が危惧されているそうです。

今日では、1cmまでのスペースデブリ(宇宙ゴミ)はレーダーで識別できるようです。

そこで、宇宙船の軌道を変更させたり、識別できないスペースデブリ(宇宙ゴミ)の為に、与圧室の外壁に薄いアルミ製の板を付けるなどの対策が講じられているようです。

私たち人類がこれまで行ってきた宇宙開発によって、推定で5兆8000億個ものスペースデブリ(宇宙ゴミ)を出してしまった訳ですから、きちんと対策を講じて、安全な宇宙開発が続けられるようにしてほしいと思います。

 

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