[記事公開日]2016/02/03
[最終更新日]2016/04/09

宇宙からもしも大きな天体や隕石が落下して来て地球に衝突したらどうなるか

大きな天体や隕石が落下して来たらどうなるか

もしも、大きな天体や隕石が宇宙から落下して来て、地球に衝突したらどうなるのでしょうか?

その場合、地球は大変なことになりますが、そのようなことが起きる可能性は、かなり小さいのかも知れません。

しかし、かつて地球では、約6500万年前(白亜紀の終わり頃)に巨大隕石が落下したとも考えられており、恐竜絶滅の原因の一つともされているようです。

また、ほんの100年ほど前、1908年には、シベリアのツングースカで閃光と大爆発が起こりました。

これは、「ツングースカ大爆発」、あるいは「ツングースカ事件」とも呼ばれています。

 

「ツングースカ大爆発」(「ツングースカ事件」)とは

「ツングースカ大爆発」(「ツングースカ事件」)とは、1908年6月30日、ロシアのシベリアにあるエニセイ川支流のポドカメンナヤ・ツングースカ川上流の上空で隕石によって起こった爆発です。

閃光と大爆発が起こったので、後で調査したところ、半径30kmにわたって巨木がなぎ倒されていました。

300平方kmが焼き尽くされ、800万本もの樹木がなぎ倒されたといいます。

爆発によって生じたキノコ雲は数百km離れた場所からも目撃され、イルクーツクでは衝撃による地震が観測されました。

爆発による閃光はヨーロッパ西部にも届き、ロンドンでも真夜中に新聞を読めるほど明るかったと言われています。

隕石のかけらも残っていないことなどから、数十メートルの彗星が接近して、上空で分裂、消滅したのではないかとも考えられています。

破壊力はTNT火薬にして5-15メガトンと考えられていましたが、後ほど5メガトン程と訂正されたようです。

爆発地点では地球表面にはほとんど存在しない元素のイリジウムが検出されたといいます。

調査まで10年以上も要したこともあり、原因は特定されていないものの、直径60メートルほどの隕石が空中爆発したという説が最も有力だとされているようです。

「ツングースカ大爆発」(「ツングースカ事件」)は、隕石が空中で爆発したものと考えられていますが、大きな天体や隕石が地球に直接衝突して、強大なクレーターが出来たこともあります。

世界最大のクレーターとされるフレデフォート・ドームや、メキシコのユカタン半島の海底にあるチクシュルーブ・クレーターには、直径が約180~190kmという、巨大なクレーターがあります。

 

世界最大のクレーターであるフレデフォート・ドームやユカタン半島のチクシュルーブ・クレーター

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かつての地球に巨大な隕石などが衝突した時には、そこに巨大なクレーターが出来ています。

世界最大のクレーターとされるフレデフォート・ドームは直径が約190kmあり、メキシコのユカタン半島の海底にあるチクシュルーブ・クレーターも、直径が約180kmという、巨大なクレーターです。

★世界最大のクレーターであるフレデフォート・ドーム

フレデフォート・ドームは、南アフリカ共和国フリーステイト州にある世界最大の隕石衝突跡(クレーター)であり、現存する世界最古の隕石跡でもあるとされています。

隕石の衝突跡の直径は約190kmと世界最大であり、隕石の衝突跡は、中央のドーム(直径約50km)とそれを取り囲む外輪山(リング)からなります。

今から約20億2300万年前(古原生代)に直径10~12kmの小惑星が速度約20km/sで衝突し、フレデフォート・ドームが生成されたと考えられています。

衝突時のエネルギーはTNT火薬に換算して87Tt(テラトン、広島型原爆が約15kt、即ち58億倍) にのぼるといいます。

なんと、広島型原爆の58億倍もの衝撃が起きた訳であり、この時の衝突で地殻はえぐられ、地下25kmまで到達したと考えられています。

★メキシコのユカタン半島のチクシュルーブ・クレーター

チクシュルーブ・クレーターは、メキシコのユカタン半島にある約6500万年前の小惑星衝突跡であり、地磁気異常、重力異常、およびセノーテの分布によって確認されています。

直径は160~180kmもあり、既知の地球上のクレーター(隕石衝突跡)では三番目の規模とされています。

顕生代(5億4200万年以降)に形成されたことが確認されるものとしては最大級だといいます。

この衝突が、恐竜を含む大型爬虫類をはじめとする多くの生物が絶滅した白亜紀末の大量絶滅(K-T境界)の、もっとも有力な原因と考えられているようです。

過去に起きたような隕石などによる衝突が、もしこれから起こるとどうなるのでしょうか?

 

全世界的に、地球に衝突する可能性のある天体を監視している

もしも、宇宙から大きな天体や隕石などが落下してきて地球に衝突するとどうなるのかは、隕石の大きさによって、だいたい次のようになるようです。

★直径数m

大気との摩擦で小さくなるので、落ちても大きな被害はない。

★直径数十m

「ツングースカ大爆発」くらいの被害をもたらすようです。

★直径数百m

直径数kmのクレーターが出来るといいます。

もし日本に落ちると、日本が壊滅する可能性があるほどの衝撃のようです。

陸地に起きた場合は、舞い上がったチリで地球は寒冷化してしまうようです。

そして、海に落下した場合には、地震による数十倍の津波が世界を襲うことになるようです。

★直径数km

直径100kmを超える巨大なクレーターが出来るようです。

飛び散った破片や津波で、地球規模で壊滅状態になるといいます。

舞い上がったチリが太陽の光をさえぎり、全地球的な寒冷化が長期間続くことになり、生命は絶滅の危機に瀕するようです。

ユカタン半島に落ちた隕石は、直径約10kmくらいあったと考えられており、この衝突が、恐竜を含む大型爬虫類をはじめとする多くの生物が絶滅した白亜紀末の大量絶滅(K-T境界)の、もっとも有力な原因と考えられていますが、それに匹敵するような衝撃になると考えられます。

今では全世界的に、地球に衝突する可能性のある天体を監視しているそうなので、もし万一、大きな天体や隕石などが地球に向けて落下して来る動きをいち早くキャッチして、被害を最小限に抑えられるような対策が望まれるところです。

 

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