[記事公開日]2016/03/03
[最終更新日]2016/04/05

宇宙の無重力の世界では人間の身体はどう変化するのか

宇宙の無重力空間が私たちの身体に与える影響

宇宙の無重力という空間は、私たちの身体にどのような変化をもたらすのでしょうか?

そしてまた、それは、生命に危険なほどの大きな変化をもたらすことになるのでしょうか?

宇宙に行くと、まず感じる変化と言えば、顔のむくみがあるようです。

宇宙の無重力という世界では、重力の影響が無くなるため、下半身の体液が上半身のほうに移動することになります。

ある研究データによると、宇宙の無重力空間に入って重力の影響が無くなると、下半身の体液が上半身のほうに移動し、上半身の体液が約30%も多くなると言います。

反対に、下半身においては体液が少なくなるので、足は細くなります。

血液が頭の方に移動することにより、頭の充血感と鼻の詰まった感じを体験する宇宙飛行士が多いと言いますが、これらの症状は2~3日で収まると言います。

また、身長も数センチ伸びると言いますが、上半身だけであり、下半身は伸びないそうです。

これは、背中の脊椎の椎間板が重力の影響が無くなって伸びるものなので、伸びるのは上半身だけであり、胴長になっても足は長くならないと言います。

 

骨の中のカルシウムが減少

宇宙の無重力の世界に長い間いると、骨は自分の体重を支える必要がないため、骨の中のカルシウムが減少してくると言います。

宇宙の無重力の世界に1年いると、約300gのカルシウムが骨から出て血液中に溶け出してしまうと言います。

そして、血液中に溶け出したカルシウムは、尿とともに排出する量が多くなり、代謝作用のバランスが崩れてしまうそうですが、当然、骨ももろくなります。

 

宇宙の無重力の状態は生命に危険なほどではないと言う

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骨からカルシウムが出ていくことで、骨ももろくなり、ちょっとしたはずみにも骨折しかねません。

また、血液も重さがなくなるので、血圧が低くなったり、心拍数が増えたりすると言います。

また、脳の血液が増えたことを全身の血液が増えたと錯覚を起こし、血液を減らす信号を腎臓に送るので、血液量も減少するようです。

このため、宇宙飛行士が地球に戻った時に、貧血を起こすことになると言いますが、それも1週間程度だと言います。

私たち人間の体には、優れた適応力が備わっているということもあり、宇宙の無重力の空間が、考えていたほど生命に危険なものではないということも分かってきたようです。

 

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