[記事公開日]2016/04/01
[最終更新日]2016/04/05

宇宙飛行士になるには虫歯は治療が必要だと油井さんも説明しており視力は矯正でOK

虫歯があると宇宙飛行士にはなれない?

虫歯があると、宇宙飛行士にはなれないと言われています。

何故かというと、虫歯を持った状態で宇宙空間に行くと、空気圧の違いで歯に痛みが生じたりするため危険なだけでなく、宇宙で歯の治療をするというのも困難なためです。

宇宙飛行士が船外活動をする時、宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されます。

国際宇宙ステーション(ISS)内と同じ1気圧のまま船外に出てしまうと、気圧の差で宇宙服が膨れ上がってしまい、指や手、足などが曲がらなくなり作業ができなくなってしまいます。

そのため、宇宙服の中を0.3気圧まで減圧した環境にして、作業を行うということのようです。

虫歯が進行して歯に空洞ができていたりすると、周囲の減圧に従って空洞の中の空気が膨張し歯を内側から圧迫するため痛みが生じる場合があると言います。

やがて空洞の中の空気は詰め物の隙間から抜け、周囲の圧力と同じになります。

船外活動を終了して1気圧の船内に戻ると、虫歯でできた空洞の中は約0.3気圧に減圧されているため、虫歯が押し込められるような痛みが生じる場合があると言います。

やがて詰め物の隙間から空気が入り込み、空洞の中の気圧は周囲と同じ気圧になります。

このように圧力差が異なる環境で作業をする時に、生体の密閉空間は思わぬ症状を引き起こすことがあるのだと言います。

宇宙空間に限らず、地上においても、高い山などに登った時も気圧の変化で歯に痛みが出たりすることがあります。

気圧の差がある環境で作業をする時は注意が必要になりますが、このような理由から、戦闘機などのパイロットも虫歯の治療をしていないと操縦することができないそうです。

 

もし宇宙で歯が痛くなってしまったら、まずは痛み止めの服用、場合により抜歯

もし、宇宙で歯が痛くなってしまったら、まずは痛み止めを服用するそうです。

宇宙船の中で歯の治療をすることは大変困難です。

宇宙船の中で歯を削ったりする治療が出来ればよいのですが、歯を削る器械などはありせんし、また、もしあったとしても、削った粉や水分などが飛び散るので大変な事になってしまうと言います。

そこで、宇宙で歯が痛くなってしまった場合は、まずは痛み止めを服用することになります。

そして、痛み止めを飲んでも治らない場合、抜歯をする可能性もあるようです。

医師の指導のもと、他の宇宙飛行士が抜歯するのだと言います。

本来、治療行為は、国家資格を持つ医師にしか許されていませんが、宇宙飛行士だけには特別に治療行為が許されているそうです。

そして、事前に歯を抜く訓練なども地上で受けてから、宇宙でのミッションに参加しているのだと言います。

 

宇宙から帰還した油井亀美也さんも虫歯は治療してあれば大丈夫と講演の中で説明

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虫歯があるまま宇宙に飛び立ってしまうと大変なことになりますので、打ち上げの前に虫歯がないか、悪化しそうな歯はないか、外れそうになっている詰め物はないか、治療が不十分な歯はないかなどを、歯科医師からしっかり検診を受けることになります。

虫歯があっても治療してあれば問題はなく、歯に詰め物があっても大丈夫だと言います。

日本の実験機「きぼう」にて国際宇宙ステーション(ISS)の運用に携わり、2015年12月11日に帰還した、宇宙飛行士の油井亀美也さんも、帰還後、テレビ番組の中で、虫歯は治療してあれば大丈夫で宇宙には行けるということを、子供たちに伝えて夢を与えました。

また、『宇宙飛行士募集の選抜試験では日本人でも英語は必要で自然科学分野の実務経験なども条件』、こちらの記事の中でも書きましたが、視力に関しては両目とも矯正視力で1.0あればよく、メガネや手術経験があってもよいとのことで、条件は徐々に低くなってきているようです。

 

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