[記事公開日]2015/11/18
[最終更新日]2016/04/11

宇宙人や地球外知的生命体と通信する為に人類の存在を知らせるメッセージを電波で送受信

宇宙人や地球外知的生命体の存在に、多くの科学者たちが期待

宇宙人や地球外知的生命体は存在するのでしょうか?

20世紀の半ば以降は、宇宙船(UFO)目撃情報も多数現れるようになり、また、私たち人類も宇宙ロケットを開発して本格的な宇宙探査を始めたこともあり、かなり多くの人たちが、宇宙人や地球外知的生命体が存在するという考え方を受け入れるようになってきました。

そして、今では、宇宙人や地球外知的生命体が存在するという考えは、SFやオカルトの世界などを超えて、科学者たちも本格的に研究するような時代になっています。

今のところ、宇宙の中で生命の存在が確認されているのは、私たちの住む星・地球だけですが、だからと言って、地球以外に生命が存在しないということにはなりません。

地球以外の惑星で私たち人間と同じような知的生命体が存在する証拠は見つかっていないだけであり、宇宙人や地球外知的生命体が存在しないという証拠も見つかっていないだけなのです。

多くの科学者たちは、この広い宇宙には、私たちと同じような知的生命体や宇宙人が存在する筈だと期待して、様々な研究や実験を行ってきています。

そして、宇宙人や地球外知的生命体と通信する為に、私たち人類の存在を知らせるためのメッセージを電波で送信したり、あるいは、宇宙人からの電波を受信する試みも、40年も前から行われてきました。

例えば、1974年に行われたアレシボ・メッセージがそうです。

 

地球外知的生命体探査の最初の例は1974年のアレシボ・メッセージ

1974年に行われたアレシボ・メッセージは、能動的な地球外知的生命体探査の最初の例とされています。

これは、プエルトリコのアレシボにある電波天文台、アレシボ天文台から宇宙に送信された電波メッセージのことです。

アレシボ天文台は、米国科学財団(NSF)との協力協定のもと、国立天文学電離層センターの一部として、SRIインターナショナル、宇宙研究大学連合、プエルトリコ・メトロポリタン大学により運営されており、1963年に建設され、単体では世界最大の電波望遠鏡として知られています。

1974年に、このアレシボ電波望遠鏡の改装記念式典において、宇宙に向けた電波メッセージが送信されました。
この電波メッセージは、地球から約25000光年の距離にあるヘルクレス座の球状星団M13に向けて送信されたそうです。

この電波メッセージは、数学の「素数」の知識があれば、絵に復元できる仕組みになっていて、「人間が10進数を利用する」、「基本的な元素の原子番号」、「DNAの形」、「人間の形や身長」などの情報が記されているようです。

そして、この時送信されたアレシボ・メッセージが、能動的な地球外知的生命体探査の最初の例とされており、アレシボ天文台は、地球外知的生命体探査との関わりが深いようです。

世界最大の電波望遠鏡であるアレシボ電波望遠鏡ですが、2016年に中国の500メートル球面電波望遠鏡が完成予定なので、世界最大の電波望遠鏡が交代すると見られているようです。

ところで、アレシボ・メッセージが、能動的な地球外知的生命体探査の最初の例とされていますが、地球外知的生命体探査とは、具体的にはどのようなものなのでしょうか?

 

地球外知的生命体探査(SETI)とは、地球外知的生命体による宇宙文明を発見するプロジェクトの総称

地球外知的生命体探査(SETI)とは、地球外知的生命体による宇宙文明を発見するプロジェクトの総称であり、頭文字を取って「SETI(セティ、セチ)」と称されるようです。

アクティブSETI(能動的SETI)に対して、パッシブ(受動的)SETIとも呼ばれるようで、現在世界では多くのSETIプロジェクトが進行しているそうです。

地球外知的生命体探査(SETI)は、地球外の文明を地球上から探そうというプロジェクトであり、「SF」と「現実を対象にする自然科学」との接点でもあります。

地球外知的生命体探査(SETI)の中で現在最も大規模に行われている方法では、電波望遠鏡で受信した電波を解析し、地球外知的生命体から発せられたものがないか探すというもので、この方式のプロジェクトの幾つかでは惑星協会やSETI協会が重要な役割を果たしているそうです。

また、1970年代からは電波のほかに、光学望遠鏡を使って地球の人類と同等以上のテクノロジーを持つ知的生命体ならば発する可能性のある大輝度レーザー光を検出する試み(OSETI、光学的地球外知的生命体探査)もなされており、専用望遠鏡も存在するとのことです。

この他にも、以下のような、いくつかの分野があるようです。

*ダイソン球発見を目指し、光学的な観測結果と赤外線望遠鏡による観測結果の比較を行う分野

*地球外文明が惑星系の中心星へ核廃棄物を投棄しているという仮定で、その証拠を分光学的に調査し観測する分野

*地球外知的生命が地球周囲に探査機を送り込んできていると仮定し、それらが配備されている可能性がある領域の撮影を行い捜索する分野

*ガンマ線が地球外知的生命の恒星船の航行による痕跡であるという仮説を検証する為、宇宙探査機で得られたデータを調査する分野

一方、地球から地球外文明に電磁波または「物」でメッセージを送る分野はアクティブSETIと呼ばれていますが、電波によるアクティブSETIの最初の例が、1974年のアレシボ・メッセージになります。

アレシボ・メッセージ以降、ウクライナのアンテナから送信された電波メッセージもあります。

また、1983年にスタンフォード大学のアンテナからわし座の1等星アルタイル(七夕の彦星)へメッセージが送信されましたが、これは日本人による初のアクティブSETI企画だとのことです。

また宇宙探査機にメッセージを搭載した例としては、惑星探査機「パイオニア」の金属板が、さらには惑星探査機「ボイジャー」のゴールデンレコードがあります。

 

惑星探査機「パイオニア」の金属板と惑星探査機「ボイジャー」のゴールデンレコードに搭載されたメッセージ

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宇宙探査機にメッセージを搭載した例としては、惑星探査機「パイオニア」の金属板が、さらには惑星探査機「ボイジャー」のゴールデンレコードがあります。

★惑星探査機「パイオニア」の金属板に搭載されたメッセージ

1972年と1973年に打ち上げられた惑星探査機「パイオニア10号」と「パイオニア11号」には、地球外知的生命体に私たち人類の存在を伝える目的の一環として、男女の人間の絵や太陽系の位置などを記した金属板が機体に取り付けられました。

★惑星探査機「ボイジャー」のゴールデンレコードに積み込まれたメッセージ

1977年に打ち上げられた惑星探査機「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」にも、惑星探査機「パイオニア」と同様に、地球外知的生命体に向けたメッセージが積み込まれました。

こちらの場合は、地球上の様子を撮影した画像や、様々な音・音楽の世界、あいさつなどが収録された銅板に金メッキが施された「ゴールデン・レコード」として積み込まれたようです。

もし、私たち地球人と同じような文明を築いている宇宙人や地球外知的生命体がそれらのメッセージを受け取ったら、何かしらの返信が来る可能性は充分にあり、期待されていますが、今のところはまだ、返信は来ていないようです。

とは言うものの、地球以外にも生命が存在する期待は大きく、特に注目されているのが「ハビタブルゾーン」(生命居住可能領域)と呼ばれる領域になります。

 

生命居住可能領域と呼ばれる「ハビタブルゾーン」とは

地球以外にも宇宙に生命が存在する期待は大きく、特に注目されているのが、「ハビタブルゾーン」(生命居住可能領域)と呼ばれる領域であり、多くの候補惑星があるようです。

太陽系の中にも生命の存在が期待されている惑星はあるものの、太陽系の外で期待値が非常に高いのが、「系外惑星」だと言います。

「系外惑星」とは、私たちの地球を照らす太陽以外の恒星の周りを回っている惑星たちのことであり、太陽系に存在する8つ(地球を含む)の惑星と区別する為に付けられた名前のようです。

私たちの銀河系宇宙(天の川銀河)だけでも、太陽のような恒星が1000億~2000億個もあると推定されているようですが、それらの恒星の周りを回っている惑星は多数あります。

2006年の宇宙望遠鏡「コロー」、2009年の宇宙望遠鏡「ケプラー」という、「系外惑星」探査を目的とした宇宙望遠鏡が打ち上げられ、現在では3700個以上の「系外惑星」候補が発見されているそうです。

生命が存在する為には、「有機物」、「液体の水」、「エネルギー」といった3つの要素が不可欠だと考えられていますが、私たちの住む地球のように、生命の存在に適している領域を「ハビタブルゾーン」(生命居住可能領域)と呼ぶようです。

そして、宇宙人や地球外知的生命体を探し求める科学者たちは、この「ハビタブルゾーン」(生命居住可能領域)に位置する「系外惑星」をいくつも発見しているそうです。

 

「系外惑星」には宇宙人や地球外知的生命体への期待が高い

地球外知的生命体探査(SETI)によって、様々な観測や研究が続けられていますが、21世紀初頭においては、まだ明確な地球外文明等の発見には至っていないのが現状ではあります。

しかし、最近では、地球と同じような特徴を持つ惑星も見つかっており、宇宙人や地球外知的生命体への期待も高まっているようです。

「系外惑星」に地球外知的生命体が存在する期待は高まっているものの、地球からの距離があまりにも遠い為、それを直接的に確認する方法は、まだ無いようです。

現在の観測技術では、「系外惑星」の存在を確認するのが精一杯で、生命の有無を確認する段階までには至っていないようです。

しかし、そのことは即ち、それだけ未知の部分が大きいということであり、この広い宇宙には、宇宙人や地球外知的生命体が存在する可能性はかなり高いということでもあると考えます。

 

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