[記事公開日]2015/12/17
[最終更新日]2016/04/09

宇宙基地を月面に建設したり月軌道にスペースコロニー(宇宙植民島)を作る構想もある

月面の宇宙基地計画やスペースコロニーの構想

宇宙基地構想というものが、いくつか計画されており、近い将来、宇宙基地に人類が住む時代が到来するかも知れません。

宇宙基地として有力なのは、月面や月軌道であり、そこに人類が居住できるスペースコロニー(宇宙植民島)を建設したり、火星などの他の惑星を探査する上での足場として活用することなどが計画されているようです。

増え続ける地球の人口増加に対応するため、数十万人が生活できるような大規模のスペースコロニー(宇宙植民島)を、月軌道上に建設する計画さえあるといいます。

 

月軌道上に数十万人が暮らすスペースコロニー(宇宙植民島)を建設する計画

スペースコロニー(宇宙植民島)という構想があるようです。

スペースコロニー(宇宙植民島)とは、宇宙空間に地球と同じような環境を作り、数万人から数十万人もの人が住む都市を建設しようという計画であり、月の軌道上に建設する構想があるといいます。

月の軌道上には、月と地球の引力が釣り合った所があるので、そこにスペースコロニー(宇宙植民島)を建設することができるようです。

スペースコロニー(宇宙植民島)の構想を初めて提案したのは、アメリカのプリンストン大学のオニール教授だとされています。

オニール教授は、「地球から出て、広大な宇宙で多くの人類が永住できる人口の生活圏を建設しよう」という夢を抱き、スペースコロニー(宇宙植民島)の構想を初めて提案したとされています。

オニール教授にこの考えが浮かんだのは、1969年のアポロ飛行士の月着陸の成功のときだといわれています。

オニール教授の構想をNASA(米国航空宇宙局)が専門家を集めて検討したところ、「建設可能である」という結論に達し、どうやって建設するかという具体案までもが作成されました。

スペースコロニー(宇宙植民島)の具体案とは、夢のような驚きの構想です!

 

スペースコロニー(宇宙植民島)では人工的に重力を作り山や湖も作られる

月の軌道上には、月と地球の引力の釣り合った所があるので、そこにスペースコロニー(宇宙植民島)を作り、数万人~数十万人が生活できる宇宙基地にすることができるといいます。

それによると、スペースコロニー(宇宙植民島)の上方には大反射鏡が設置され、その大反射鏡で太陽光が反射されてスペースコロニー(宇宙植民島)内に差し込むことになります。

そして、居住区はドーナツ型になっていて、その中が居住区域、農業区域などに区分され、生活に必要な動植物の飼育、栽培が行われることになります。

居住区には、空気や水も運び込まれ、山や湖も作られることになるそうです。

そして、ドーナツ型の居住区を自転させて人工的に重力を作り出します。

それにより、人々は立って歩くことができ、ふわふわと宙に浮くこともなく、普通に生活ができるようですので、まさに夢のような構想だと言えます。

そして、スペースコロニー(宇宙植民島)の建設資材は、月から運ぶほうが効率的なので、まずは月に基地を建設するほうが効率的だといいます。

 

スペースコロニー(宇宙植民島)建設のためにまずは月に基地を持つ必要がある

スペースコロニー(宇宙植民島)を月と地球の間に作るとき、その建設資材は、地球から送るよりも、月から送る方がよいと考えられています。

何故なら、月の引力は地球の引力の1/6しかないので、月からロケットで運ぶほうが、はるかに効率的だからだといいます。

そのためには、まずは人類が月面に宇宙基地を持つ必要がでてきます。

また、スペースコロニー(宇宙植民島)を建設するための材料の運搬には、磁石の力で走る「リニアモーターカー」を利用する案もあるそうです。

これは、まず月面基地で月の石や砂を固めて「リニアモーターカー」に乗せます。

そして、秒速2.4kmを超える速度に加速すれば、月の引力を脱出させることができ、その石や砂をスペースコロニー(宇宙植民島)建設現場に送り届けることができるのだといいます。

そして、建設現場で、飛んでくる月の石を集めて、太陽発電所と太陽炉を使って溶かし、建設資材を作るのだそうです。

月面基地をまず作ることができれば、スペースコロニー(宇宙植民島)の実現も、かなり具体性を帯びてくることになるのかも知れません。

また、スペースコロニー(宇宙植民島)の建設とは直接関係なく、月面などの宇宙基地を建設する計画があるといいます。

 

2024年までに月面に国際基地を建設する計画をNASAが発表

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2006年12月、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、「探査戦略と設計」の中で、2024年頃までに月面に国際基地を建設する考えを示しました。

これは、月の南極にあるシャクルトンクレーター付近など、建設場所を南極点か北極点の近くにして太陽光を浴びられる時間を長くし、基地の太陽電池パネルで作った電力で、酸素や水、火星探査用ロケットの燃料などを製造する計画だといいます。

アメリカは、月面基地をベースにして、有人の火星探査を目指しているそうなので、そのためにも、月面の宇宙基地が必要となるようです。

また、月面での宇宙基地の建設を計画している国や機関は、アメリカだけではありません。

月面の宇宙基地には、多くの可能性が秘められているといいます。

 

月面の宇宙基地には多くの可能性が秘められている

日本においても、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が2006年7月、2020年前後に月面までの有人飛行を行い、2030年頃には常時2~3人が滞在する、長期滞在型の月面基地を独自に建設する構想を明らかにしています。

そして、月面基地完成後には、金星などほかの惑星の探査も検討する計画だといいます。

また、ロシアにおいても、2006年1月にロシア・エネルギア社が、2015年までに月面基地の建設を始めたい意向を示しましたが、こちらは、月の表土層に含まれるヘリウム3の採取が目的だとされています。

ヘリウム3は理想的な核融合反応の材料とされており、核分裂反応に比べて放射能が少なく大きなエネルギーが得られるとされていますが、製造技術が未確立なので、実用化はまだまだ先のようです。

ただ、月面に宇宙基地を建設すれば、多くの可能性が生まれます。

例えば、月に関するデータを膨大に集めることができます。

また、月の重力は地球の1/6なので、地上とは違った環境下で様々な研究を行うこともできます。

月の資源を有効に使えるようになれば、地球のエネルギー問題や環境問題解決の糸口になるかも知れません。

さらには、月面の宇宙基地を足場として、火星や金星などの他の惑星の探査を行うことも可能になります。

そして、月面の宇宙基地を使って、地球からよりも効率よく建設資材を運び、数十万人が生活できるようなスペースコロニー(宇宙植民島)を建設する構想も実現の可能性が近くなります。

今のまま地球の人口がどんどん際限なく増え続けていくと、地球上の食料資源や燃料資源が無くなり、地球上に人が住めなくなってしまう可能性もでてくるかもしれませんが、スペースコロニー(宇宙植民島)を作って、人類を少しずつ宇宙に移住させることができれば、新しい可能性が色々と生み出されてくるものと思われます。

まずは、月面に宇宙基地を建設することができれば、そこから先は、様々なことが可能になっていきますので、月面の宇宙基地には、多くの可能性が秘められているということができるかと思います。

 

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